繊維ニュース

スタイレム サステ品番比率が25%に

2025年06月06日 (金曜日)

 スタイレム瀧定大阪(大阪市浪速区)が地球環境や社会に配慮する取り組みを進めている。サステイナブルな原料と生地の総称ブランド「エコアーチ」を冠する品番は、全体の25%に拡大。

 今後も同ブランドの品番数を増やすとともに、各種第三者認証も絡めながら「認証のあるサプライチェーンを構築していく」。

 エコアーチは2019年に立ち上げた社内認証を伴うサステイナブル品番の総称ブランドで、「環境配慮」「オーガニック」「森林保護」「リサイクル」「動物愛護」の五つに分類して展開する。

 各営業課が開発した原料や生地を社内に設けた環境品質管理室に申請、同管理室がエコアーチの趣旨・基準に該当するかを検査・調査し、基準をクリアすればエコアーチのロゴマークを記したタグを付与する。

 この数年で徐々にエコアーチ品番は拡大しており、同社が1年間に投入する5千~6千品番のうち25%に達した。そのうち約半数をリサイクルが占め、次いで森林保護の順という。当面50%への引き上げを目標とする。

 社内認証制度を立ち上げた背景には、日本の繊維産業が分業によって成り立っているため国際認証や第三者認証の取得が難しいという実態がある。

 一方、海外市場向け販売の拡大を狙う中で、欧米ブランドからは国際認証や第三者認証が求められる。この現状に対応し、社内認証のエコアーチに加え、さまざまな第三者認証も取得。現時点ではオーガニック製品の「GOTS」と「OCS」、再生原料使いなどサステイナブルな生産プロセスを担保する「GRS」と「RCS」、適切な森林管理を認証する「FSC」、動物愛護の「RWS」などを取得している。