繊維ニュース

タカヤ商事/循環型経済の形成へ環境配慮の新作発売

2025年06月12日 (木曜日)

 タカヤ商事(広島県福山市)のワークウエア事業は25秋冬向けで、企業納入向けに需要の高い環境配慮型セットアップシリーズを新たに発売する。

 谷口太志常務ワークウェア・OEM事業部長は、「環境配慮型の需要は今後さらに高まる」と分析し、循環型経済の形成を目指す。蝶理が取り組む、廃棄される繊維を新しい繊維に再生させて価値を持たせる循環の仕組み「B―LOOP」(ビーループ)にも参加する。

 東レの植物由来合成繊維「エコディア」と伸縮素材「ライトフィックス」を組み合わせ、軽さや伸縮性、動きやすさも兼ね備える。

 ジャケットと長袖シャツ、デザインパンツなどを展開する。さまざまなツールを携帯できる収納力を備えつつ、見た目はスタイリッシュなデザインに仕上げた。

 25秋冬では、作業者の安全と衛生につながるワークウエアを中心にアイテムを拡充し、商品の枝葉を広げる。暖冬と原燃料高騰の影響で打ち出すメーカーが減少傾向にある防寒衣料についても備蓄を確保する。