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JIIPA「ITF」/7月に渋谷で開催/小ロット対応など印200社出展

2025年06月25日 (水曜日)

 インドのアパレルとホームファッション(HF)の展示会「第16回インドトレンドフェア東京2025」(ITF)が、7月15~17日に東京都渋谷区のベルサール渋谷ガーデンで開催される。

 同国から約200社(アパレル150社、HF50社)が出展。うち70社が新規出展で、日本市場に合わせた小ロット対応の企業が増えた。従来から多いジャイプールのほか、南インド、グジャラート、ムンバイなどからの出展も増えていると言う。

 注目は、環境や社会に配慮したエシカル(倫理的)な商品と、インドらしいIT技術や伝統的な職人技を融合させたラインアップ。SDGs(持続可能な開発目標)の潮流を背景に、オーガニックコットン/シルクなどの自然素材を生かした商品、リサイクルの思想・素材・技術を取り入れた環境配慮型商品、女性の教育・自立・収入増加に力を入れる出展者も多い。

 1月展で導入された、インフォアイの展示会・商談支援ツール「キリコムプラス」の一機能「セルフピックス」も進化。スマートフォン対応型で事前登録から受付表出力、QRコード読み取りによる商品ピックアップと詳細情報の取得が完了。新たに加えた「名刺取込機能」で、より効率的な商談を支援する。

 同展は、日印国際産業振興協会(JIIPA)がインド政府繊維省、在日インド大使館の特別後援を受け、インドのアパレル輸出促進協議会(AEPC)と共催。ニッセンケン品質評価センターなどが特別協力する。