ユニチカ/UGTをボーケンに譲渡/機能性評価でシナジー期待
2025年06月30日 (月曜日)
ユニチカは27日、繊維・プラスチック製品の試験・検査・評価業務の子会社であるユニチカガーメンテック(UGT、大阪府貝塚市)の全株式をボーケン品質評価機構(ボーケン)に譲渡することを決めた。株式譲渡の実行日は9月1日予定。
UGTは、ユニチカが進める事業再生計画で他社への譲渡や移管を含めた構造改革の対象となっていた。繊維製品の品質評価や機能性・快適性評価で高度な専門性を持っており、これらの特性を考慮して複数の相手先と譲渡に向けた協議を進めた。
ボーケンは第三者試験機関として繊維やプラスチック、ゴムなど多岐にわたる製品の品質評価で高い専門性を持ち、UGTとも長年にわたって業務提携関係にある。このため機能性評価を得意とするUGTがボーケンの傘下となることで一段と高度な試験・評価業務が可能になるなどシナジーが期待できると判断。UGTをボーケンへ譲渡することを決めた。
今回の子会社譲渡による業績への影響は軽微とする。