三菱ケミカルとENEOS/ケミカルリサイクル設備竣工/プラスチック油化へ
2025年07月08日 (火曜日)
三菱ケミカルとENEOSは、プラスチック油化事業開始に向けて三菱ケミカル茨城事業所(茨城県神栖市)で建設を進めてきたケミカルリサイクル設備が完成したと発表した。このほど竣工(しゅんこう)式を開催した。
同設備では、外部から調達した使用済みプラスチックを、英国のMura Tecnology社の超臨界水熱分解技術で化学的に分解する油化処理を行う。
製造されたリサイクル生成油は、両社の既存設備である石油精製装置およびナフサクラッカーの原料として使用され、石油製品や各種化学品・プラスチックに再製品化されることで循環型経済(サーキュラーエコノミー)を実現する。
設備は、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つ「ISCC PLUS認証」の取得を予定している。