ごえんぼう
2025年07月10日 (木曜日)
サッカーJ2の経営面に注目している。有力企業によるスポーツビジネスへの投資が加速している▼大宮アルティージャは「レッドブル」の買収により今季から「RB大宮アルディージャ」に生まれ変わった。Jリーグのクラブにおける外資の買収は初で、同社は2009年に独ブンデスリーガ「ライプツィヒ」を買収し、大躍進させている▼複合型サッカー施設に1千億円の投資を行ったジャパネットホールディングスは経営権を持つ「V・ファーレン長崎」の強化に本腰を入れ、さらに元日本代表監督の岡田武史さんがオーナーを務める「FC今治」は、岡田さん自ら資金を集めてサッカー専用スタジアムを建設した▼繊維産業における地方の衰退とは対照的である。またJ14位の鹿島アントラーズはメルカリが買収してから3期ぶりに黒字へ転換、経営でも結果が出始めた。サッカーと地方経済、ここは学ぶ必要がありそうだ。