新制服まとったひな人形寄贈
2025年07月11日 (金曜日)

東京菅公学生服は9日、来春2校統合で開校する埼玉県立岩槻高等学校(さいたま市岩槻区)に、新入生が着用する新制服をモチーフにした特製ひな人形を寄贈した。人形の町として知られる岩槻の伝統工房「鈴木人形」の協力を得て製作したもので、地域の伝統文化との結び付きを示すシンボルとして生徒たちの門出を祝す。
岩槻高校は、現岩槻高校と岩槻北陵高校との統合によって誕生する新設校で制服も一新する。東京菅公学生服が制服製作を手掛けており、エンジとグレーを基調としたブレザーの襟元には着物の「合わせ」をイメージした切り替えデザインを施し、ワッペンには縁起の良い七宝柄を取り入れるなど、伝統文化への理解を表現している。この新制服をベースにしたひな人形は、顔部分も高校生らしく快活に仕上げたと言う。
同日校内で開催した寄贈式では、同社第二営業本部推進部の長谷川哲也部長から、生徒会長の栗谷川智輝さん、同副会長の山﨑優衣さんに直接ひな人形が手渡された。受贈者を代表してあいさつに立った現岩槻高校の深井秀仁校長は「新制服は品格があり、既に保護者からも好評を頂いてる。その制服を生かして地域の伝統的な人形を作ってもらい大変感謝している」と述べた。