A+A 深化する労働安全市場(後) /メッセ・デュッセルドルフA+A統括部長 ラース・ヴィスマー氏 、メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン社長 小原暁子氏
2025年07月23日 (水曜日)
世界は次の一手を待っている
――これらのトレンドの中で、日本企業はどのような点で貢献できるでしょうか。
小原 「JIOSH+W」では出展者から「思ってもみなかった業界から引き合いがあった」という声が多く聞かれました。これは、単一の製品ではなく、企業の抱える課題全体を解決しようとするソリューション提案型の出展が多かったからだと分析しています。このアプローチは、世界のトレンドとも合致しています。
ヴィスマー その通りです。欧州でも暑熱対策への関心は非常に高まっています。日本の電動ファン(EF)付きウエアなどはユニークです。例えば体調をモニタリングするスマートウエアを組み合わせるなど、より高度なソリューションに発展させることで、大きなチャンスが生まれてくるでしょう。
――JIOSH+Wの独自性はどこにあるとお考えですか。
小原 私たちが提供できる最大の価値は、「A+A」が持つ“グローバルな風”を日本に吹かせることです。世界の最新情報やトレンド、製品に直接触れる機会を提供することで、日本の業界全体に新しい視点をもたらしたいと考えています。実際に、これまで海外展開を考えていなかった企業が、JIOSH+Wをきっかけに「世界に挑戦したい」と目を輝かせていたのが印象的でした。
――日本の企業が世界市場で成功するためのヒントはあるでしょうか。
ヴィスマー 日本の製品は高品質で革新的ですが、その魅力を世界に伝える「発信力」が今後の鍵になるかもしれません。その点で、A+Aは絶好のプラットフォームです。製品を展示するだけでなく、世界中のプロフェッショナルとネットワークを築き、新たなビジネスチャンスをつかむことができます。
――最後に、今後の展望をお聞かせください。
小原 次回のJIOSH+Wは、2026年12月に大阪で開催します。A+Aとの連携をさらに深め、日本の皆さまにさらに多くの価値を提供できるよう準備を進めています。この展示会が、日本の「働く環境」をより良くし、ひいては世界へと羽ばたくきっかけになることを願っています。
ヴィスマー JIOSH+Wの成功は、日本の労働安全衛生分野のポテンシャルの高さを証明しました。私たちは、この素晴らしい日本の技術とイノベーションが、A+Aというグローバルな舞台でさらに輝くことを心から楽しみにしています。世界は、日本の次の一手を待っています。
(おわり)





