ごえんぼう

2025年07月25日 (金曜日)

 容赦ない暑さ、帰宅してすぐシャワーを浴びる人は多いだろう。筆者もその一人。汗を洗い流してからでないと、空腹でも夕食を作る気も起きない▼だが職場だとそうはいかない。出勤直後や取材から戻るたびに汗拭きシートで拭く。最近は個包装タイプを常備。移動で大量の汗をかいたときに便利だ。取材先でもヒンヤリして、汗のべたつきや臭いも気にならず、落ち着いて話が聞ける▼九州大学の馬奈木俊介主幹教授によると、繰り返す汗やべたつきによる経済損失は7600億円超。汗の不快感で作業効率が落ち、1人当たり1日平均22分作業時間が減り、年間約100万円の生産性低下、日本全体で7600億円超と試算した▼汗拭きシートの市場規模は230億円。運動部の女子中高生から大人にも広がり、発売25年で約6倍になった(花王調べ)。昨今は汗対策の冷感スプレーも人気。賢く利用して効率的に仕事をしたい。