ごえんぼう

2025年07月30日 (水曜日)

 北日本紡績が、ビットコインの購入を始めた。2026年3月期から暗号資産(仮想通貨)とRWA(実物資産)関連事業として取り組む▼長期的なビットコイン取得・保有を事業の中核に据えるビットコイン・トレジャリー企業として先行するメタプラネットは、この1年数カ月で株価が約100倍に急騰して株式市場を盛り上げる▼近いうちに金よりも価値を持つとされるビットコイン。米国・トランプ政権下での仮想通貨産業への支援姿勢も追い風となっている▼ビットコインは、サトシ・ナカモトが生みの親とされるが、その正体は今も謎のまま。中央銀行のように特定の管理者が存在しない非中央集権型の民主的な設計思想、情報の透明性・信頼性を高めるブロックチェーン技術には大きな可能性を感じるが、投資対象としての色合いが強くなりすぎているようにも思える。これが、サトシ・ナカモトが思い描いていた光景だろうか。