島津製作所/分光光度計に帝人の再生樹脂/分析計測機器メーカー初
2025年07月31日 (木曜日)
島津製作所は、使用済み製品を再利用したリサイクル樹脂を紫外可視分光光度計「UV―1900iPlus」の外観パネル全体に採用した。帝人が開発した樹脂を用いているが、分析計測機器メーカーでの利用は初。資源循環や温室効果ガス排出量削減に寄与する。
採用した樹脂は、帝人の環境配慮型ポリカーボネート樹脂製品「サーキュラーマテリアルズ」の一つ。使用済み製品の樹脂を再利用するポストコンシューマーリサイクルで作られており、リサイクル比率は50%。使用済みの自動車ヘッドランプなどの原料を適用している。
島津製作所グループは、循環型経済(サーキュラーエコノミー)への移行に向けて、2022年にサステナブル素材普及委員会を立ち上げ、サステイナブル素材の製品への採用を推進している。今回採用したリサイクル比率50%の樹脂は他の製品にも活用する。