ごえんぼう
2025年08月06日 (水曜日)
会社の先輩が亡くなった。執筆時点で死因は不明だが突然死。朝の通勤途中で倒れたらしい。突然の訃報に心が追いつかない▼筆者は大学時代、宅配便でアルバイトをしていた。ある日、配達を終えて配送員の詰め所に戻ると、社員ドライバーの人たちが皆、沈痛な面持ち。中には号泣している人も▼後で聞くと、ある男性ベテラン配送員の配偶者が亡くなったそう。皆が故人と面識があったのかどうかは分からないが、ベテラン配送員が皆に慕われていることを実感。またその営業所の人たちが、他人の不幸に涙を流せる優しい人の集まりであることに、不謹慎ながら感動したことを覚えている▼先輩とは仕事柄毎日言葉を交わした。飲みの席でも何度も話した。筆者とは真逆の真面目な人で、ある年の新年には「今年の目標は『自律』にしてん」と教えてくれた。達成できたのかはまだ聞けていない。早すぎる別れが無念でならない。