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新コスモス電機/防爆構造EFウエア開発/IIBT3分類エリア対応

2025年08月07日 (木曜日)

 ガス検知器機製造卸の新コスモス電機(大阪市淀川区)は、防爆エリアも含めた高温環境下での熱中症対策向け電動ファン(EF)付きウエア「エアフロープロ」を開発した。

 EFとバッテリーユニットに機器自体が発火源にならない防爆構造を採用し、IIBT3分類エリア対応とした。一酸化炭素、エタノール、エチレン、エチレンオキシドなどを使用している化学プラントなど(ゾーン1エリア)でも使用できる。重さ約200グラムの軽量バッテリーは1回の充電で8時間連続動作が可能。1台でEF2台を同時駆動する。

 ウエアは独自の立体構造設計により、汗の気化熱を効率的に排出し、常に涼しい空気を循環させる。背中内側には保冷剤用スペースを配置した。生地はクラボウの高制電素材「エレアース」と防炎・静電気帯電防止素材「ブレバノ・プラス」を採用している。