往来

2025年08月13日 (水曜日)

 「あらゆる業務の土台は“安全・安心”な職場体制」と強調するのは東レ・ライクラの武内文男社長。製造現場の責任者だったころ、工場内で従業員が負傷する小さな事故があった。幸い従業員は軽症で、自分の足で病院に行ける程度。ところが「奥さんに事故のことを連絡すると、大層慌てられた。それを見た瞬間、『ああ、大切なご家族である従業員の身を預かる責任とは、これほど大きなものなのだ』と改めて反省した」とか。その思いを今も持ち続けている。