共同新設分割で譲渡特別損失は54億円/ユニチカ
2025年09月03日 (水曜日)
ユニチカは、同社と日本エステルに関わる繊維関連事業・重合事業のセーレンへの譲渡について、共同新設分割方式を採用することを決めた。日本エステルのポリエステル重合事業とフィラメント事業、ユニチカのスパンボンド不織布(SB)事業と産業繊維事業を、12月26日にユニチカが設立する完全子会社に承継させる。その子会社の全株式をセーレンに26年1月1日付で譲渡する予定。
譲渡する事業の前期売り上げは、ユニチカ(SB、ポリエステル高強力糸、ステープルファイバー事業など)が187億円、日本エステル(ポリエステル重合、フィラメント、ステープルファイバー事業)が139億円だった。
譲渡額は78億円。ユニチカは今回の譲渡に関連し、今期(26年3月期)に連結で54億円、単体で35億の特別損失が発生する見通し。