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運転資金の効率調達へ/シキボウ

2025年09月08日 (月曜日)

シキボウは、運転資金の効率的な調達を目的に、取引金融機関15行と締結している総額80億円のシンジケート型コミットメントライン契約に基づき、4~8月の5カ月で借換を実施した。

 各月末に既存借入を全額返済し、ほぼ同額または一部増額での新規借入を繰り返しており、直近の8月29日には60・8億円を返済し、59・2億円の新規借入を実行。担保は設定せず、財務特約として純資産の維持および経常損失の連続回避が求められている。

 同社は「業績への影響は軽微」としており、今後も必要に応じて迅速に開示を行う。

 シンジケート型コミットメントライン契約とは複数の金融機関が参加し、企業に一定の融資枠を約束する資金調達枠の契約のこと。必要なときに迅速かつ柔軟に資金を調達でき、資金繰りの安定と信用力の向上につながる。