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トンボ/結束力の強さ表現/地元バレーチームにユニフォーム提供

2025年09月12日 (金曜日)

 トンボは、地元女子バレーボールチームの岡山シーガルズ(岡山市)に2025~26シーズンのゲームウエアを提供する。同社としては8シーズン目。岡山市内で10日に開かれた会見で公開した。

 チーム名にもある海の「シー」とカモメが飛び交う海の波、桃太郎伝説が残る岡山県内の“神社の神殿”を連想させる三角形モチーフをメインにデザインした。三角形は幾何学的に安定した形で、チームの結束力の強さや安定性を表現した。シアン×ブルー、ネービー、レッドの3カラーを用意し、コントラストによって内に秘めた情熱を表した。

 生地には伸縮性が高く、ストレッチ、形態安定、吸汗発散、耐摩擦などの機能を持つポリエステル素材「メルトレシーブ」を採用する。

 イベントなどで着用するセレモニージャージーと練習用のウオームアップウエアも作った。ジャージーはゲームウエアのデザインとして取り入れた三角形を横向きにあしらい、カラーを散りばめることで水の流れを表現。メインカラーにネービーを採用し、シックな色合いでまとめた。ウオームアップウエアはゲームウエアと同じ柄をシックなモノトーンに変換し、情熱を表す赤色をアクセントとして入れた。

 このほか、コーチ用ウエアやチアウエアも提供する。同社担当者は「地元企業として盛り上げていきたい」と話した。

 岡山シーガルズは今年のスローガンに「あくなき挑戦」を掲げる。河本昭義監督は「一の手、二の手、三の手までを肝に銘じて頑張る気合が問われる。これを大事にしたい」と語った。