インドに縫製会社設立/東レ

2025年09月18日 (木曜日)

 東レはこのほど、スリランカのMASホールディングス(MAS)との合弁で、インドのオディシャ州に衣料用の縫製会社を設立した。戦略的パートナーシップを結ぶユニクロの南アジアでの縫製品事業の拠点として、インド市場でサプライチェーンの高度化を進める狙い。

 新会社は、トーレ・MAS・アパレル・インディア(TOMA)で、出資比率は東レグループ60%、MAS40%。製造設備を新設して2026年後半に操業を開始する予定。東レグループはこれまで中国やベトナム、インドネシア、バングラデシュなどを拠点に縫製品事業を進めてきた。今回の合弁会社設立で、インド市場に向けた縫製品の供給を本格的に強化していく。

 MASは、衣料用縫製品・素材の製造・販売で、売上高は約20億米㌦(2023年)。世界13カ国で事業を展開し、縫製の自動化も推進している。インドでは縫製で26年の実績がある。