万博でPR!/大和紡績/yuni
2025年09月18日 (木曜日)
〈CO2活用技術、万博で実証/大和紡績〉
大和紡績は、国立研究開発法人NEDOが推進する「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」に参画しているコンソーシアム「CUCO」(クーコ)の一員として、環境配慮型コンクリートの技術開発を進めている。
CUCOは、鹿島・竹中工務店・デンカを中心に構成される産学官連携の枠組みで、CO2の固定・活用による脱炭素社会の実現を目指している。
大和紡績は、合成繊維を混入させたコンクリートにCO2を浸透・固定する独自技術を竹中工務店と共同開発。この技術は、大阪・関西万博の企業館合同展示エリア「WASSE」の基礎部コンクリートに一部採用された。WASSEは、複数企業が技術や製品を発信するコラボレーション型パビリオンで、万博終了後にはCO2固定化性能の評価も予定されている。
同社は今後もCO2活用の社会実装を進め、地球温暖化対策への貢献に取り組む。
〈AI活用の資源循環発信/yuni〉
寝具の回収・再生サービス「サステブ」などを手掛けるyuni(ユニ、東京都渋谷区)は22日まで、大阪・関西万博に出展している。AI(人工知能)技術を活用した資源循環システムとともに、再生素材を体感できるように展示している。フューチャーライフヴィレッジエリアで開催中の「未来を創るICTスタートアップによる取り組み発信」(国立研究開発法人情報通信研究機構主催)に出展している。
同社は2019年に創業。寝具などの綿・ポリエステルわた製品の再生素材化からスタートし、独自の再生技術とAIシステムを組み合わせた資源循環モデルを構築してきた。展示では、未焼却資源の再生と製品化まで半自動化した工場について動画で紹介。寝具から再生した素材を使ったプロダクトの実物展示を行う。