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東京都ミシン商工業協同組合/FISMAの内容固まる/多分野への発信に注力

2025年09月25日 (木曜日)

 東京都ミシン商工業協同組合は11月12~13日、東京ビッグサイト西3ホールで「第59回FISMA TOKYO(東京ファッション産業機器展)」を開催する。今回のテーマは「未来につなぐ、NIPPONのモノづくり」。縫製工場などに向け、高生産性の機材や熟練オペレーターの技術を再現できる機材を紹介する。

 同展はミシンとその部品・付属品のほか、パターンメーキング機器などの準備工程機器からアイロンやプレス機器といった仕上げ工程機器までそろえる。

 特設の「DX推進サポートゾーン」では、初出展の豊島が人工知能(AI)を活用した取り組みについて披露する。

 自動車、航空宇宙、家具・インテリアなど、アパレル以外の多様な産業で使用される縫製関連機器を集めたゾーンも新設する。

 特別展示として、日本アパレルソーイング工業組合連合会と、デザイナーの山縣良和氏が主宰する「ここのがっこう」の協業によるファクトリーブランドの支援で成果を上げた実例を紹介する。全国各地の縫製工場の取り組み内容を示し、自発的なモノ作りへの意識を喚起する。

 会期中に開く特別セミナーでも、縫製工場が挑戦する姿を伝える。職人たちがファッションデザインを学び、チームによる企画や発信の手法を身に付ける過程などが語られる。

 出展者が独自の活動や製品・サービスを紹介するセミナーも実施する。