カズマ/ポンチョ型ウエア開発/カーテンの製造技術応用
2025年09月25日 (木曜日)
カーテン製造のカズマ(福井市)は、カーテンの製造技術を応用した室内外で使えるポンチョ型ウエアを開発し、クラウドファンディングサービス「マクアケ」で先行販売している。24日時点で1700万円近くの応援購入を受けている。
光熱費を掛けずに冬を快適に過ごすアイテムとして開発した。経糸にアルミ蒸着フィルムをスリットした糸を、緯糸にポリエステル糸を同時に織り込むことで保温・断熱・遮熱・UVカット・通気性・透過性を持たせた独自テキスタイル「エコファイン」を採用。エコファインは、カーテン商材として年間6万枚以上の売り上げ実績を上げている。
エコファインの生地を内生地に使用し、さらに中わたには帝人フロンティアの吸湿発熱性素材「サンバーナー」を採用。高い保温力と湿気による吸湿発熱のダブルで温かさを高める。
軽さ680グラムも実現。薄さは1センチで厚着感がなく、デスクワークで肩が凝りやすい人などにも訴求する。
同社は、数年前から新しいことに挑戦する社内プロジェクト「チャレンジ10」に取り組む。カーテン地「エコファイン」の用途拡大にも取り組んでおり、これまでに寝袋も展開している。