ごえんぼう

2025年09月29日 (月曜日)

 家のパソコンにChatGPTをインストールした。すると子供が使い方を教えていないのに、自然に物語の脚本のようなものを作り始めた▼想像したキャラクターを言葉に起こしながら、AI(人工知能)を駆使して物語を膨らませていく。その様子を見て、ふと思った。未来の作家は、こうしてAIと共作するのだろうか▼思い返せば自分も、子供の頃に想像力を働かせるのが好きだった。欲しかったけれど買ってもらえなかった、タカラトミーの「人生ゲーム」。学校で六角鉛筆をサイコロ代わりにし、自作の人生ゲームを作った。雨の日の休み時間、教室で友達と夢中になって遊んだ。あの頃にAIがあれば、もっと凝ったゲームが作れたかも▼せっかくChatGPTを入れたが、自分はまだうまく使いこなせていない。でも、横でAIと楽しそうに遊ぶ子供を見て気付かされた。いつの間にか、子供心を忘れているな、と。