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トンボ 6月期売上高は461億円に

2025年09月30日 (火曜日)

 トンボの2025年6月期連結決算は増収増益となった。スクール、スポーツ、ヘルスケア各部門で売り上げが伸び、売上高は461億円(前期比6・4%増)で10期連続の増収を確保し、過去最高を達成した。

 営業利益は18億7200万円(37・7%増)、経常利益18億1400万円(9・4%増)、純利益12億9200万円(12・8%増)だった。

 スクール部門売上高は347億円(3・8%増)。制服モデルチェンジ(MC)校を240校以上獲得するなど堅調に推移した。さまざまなコストの上昇や制服のブレザー化の進行によって利益面で苦戦を強いられていたが、制服の価格改定によって売上総利益率も改善した。

 スポーツ部門の売上高は79億2千万円(11・5%増)となった。自社ブランドの「ビクトリー」などのほか、ライセンスブランド「アンダーアーマー」「ヨネックス」などで、学校ごとのニーズに合った提案などが奏功。260校以上の学校への採用につながった。

 ヘルスケア部門の売上高は29億7300万円(11・8%増)。大口案件の獲得と認知度の向上が要因となり、戦略の柱とする入院セットレンタル向けのニット病衣の販売が伸びた。