ごえんぼう
2025年10月01日 (水曜日)
朝のメールチェックをすると、その半分以上がコラボ企画のプレスリリースだったことがある。世はコラボ企画真っ盛り。以前と違うのは規模感が大きくなったことだ▼ファンを軸に一定の売上高を確保できるほか、近年の“推し活”とも親和性がある。一般的なアパレルと違い、気候変動の影響を受けにくい側面もある▼以前、1面トップでまとめ記事を掲載したがその後もコラボ企画が氾濫中。単独ブランドで勝負できないのか、ある企業の経営陣は「過去のコラボとは意味合いが違う。IP(知的財産)を生かすのは世界の潮流」と話す▼中国のポップマートが打ち出す「ラブブ」は世界中で大ヒットし、日本でもIPを使ったファッションビジネスが動き出している。ひと昔前のキャラクタービジネスと違い、世界で収益を最大化する投資力が求められる。コラボ頼りに一抹の寂しさも感じるが、IPビジネスを注視するしかない。