サムライジーンズ/酷暑乗り越え豊作に/自社綿花畑で収穫祭
2025年09月30日 (火曜日)
ジーンズ製造卸のサムライジーンズ(大阪市北区)は29日、自社農園のサムライコットンファーム(兵庫県丹波篠山市)で綿花の収穫祭を開いた。
関係者やユーザーなど約60人が参加し、綿花を収穫した。同社によると、今夏の酷暑を乗り越え、収穫量は前年比で大きく増える見込みだと言う。
開設当初から栽培している和綿に加え、近年は洋綿を中心に栽培面積を広げている。単位面積当たりの収穫量も増えており、当日も多くのコットンボールが集まった。
収穫中にはバッタやカエルに驚く声が上がるなど、和やかな雰囲気で進行。昼食には近隣農家が提供した新米を使った特製カレーライスが振る舞われた。
午後からは、今春、農園近くに開設した体験施設「ササヤマコットンベース」で、染色体験や間伐材を使った木工ワークショップを実施するなど、来場者をもてなした。
野上徹社長は「栽培技術が向上してきた。地元との連携も幅広く進めている。綿花畑を中心に、さまざまな体験ができる場を提供したい」と語り、現地でのビジネス拡大方針を示した。