繊維ニュース

「第4回ザ・メーカーズ・アパレルショー」東京展が閉幕

2025年10月17日 (金曜日)

 中国や東南アジアのOEM・ODM企業による展示商談会「ザ・メーカーズ・アパレルショー」の東京展が、2日間の会期を終え、16日に閉幕した。4回目の今回は92社が集い、幅広い商材が提案された。インナーウエアやペット用品などの展示も目立った。大阪展は今日17日に大阪市中央区のシティプラザ大阪で開催される。

 展示商談会のプロデューサー的役割を担う北京和霽商務策劃の翟鑫総経理が今回展の見どころとしたのが自社工場を持つ企業の増加。もう一つが出展者の幅の広がりで、中でも「インナー・ルームウエア、ペットウエアを含む服飾品の提案が増えている」と話した。

 同展示商談会への出展は初という大連愛麗達服装は、ランジェリー・ホームウエアを生産する。1997年の設立以来約30年にわたって日本向けの実績があり、「日本のことをよく知っている」と自信を示す。生産面だけでなく、企画力も大きな武器と話す。

 ペット用品では、威海正其肆戸外体育用品がペットウエアを提案した。元々はアウトドアウエアを主力としていたが、2年前にペットウエアに参入し、中国国内や欧州で販売が拡大している。夏向けの機能性ウエアや写真撮影用のウエアを展開し、日本市場を開拓する。

 ASEAN地域に生産拠点を持つ中国企業が目立ってきたが、中国生産に絞り込む企業も多い。南通伽晟国際貿易もその1社で、素材から差別化を図った婦人服を紹介した。同社は中国製の品質をアピールし、「ロットは小さくなっても、価格にこだわりたい」と話した。