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菅公学生服/7月期は増収増益に/DX化で安定供給へ

2025年10月17日 (金曜日)

 菅公学生服の2025年7月期連結決算は、売上高456億円(前期比10・1%増)、営業利益12億9600万円(前期は9億8千万円の営業損失)、経常利益8億9100万円(13億2800万円の経常損失)、純利益500万円(15億円の純損失)となり、黒字転換を果たした。

 部門別売上高では、主力の制服事業が300億円(11・2%増)と堅調に推移。体育着も126億円(3・9%増)と拡大し、地域密着型の営業強化により、スクール・スポーツ両分野でモデルチェンジ校の獲得が進んだ。企業ユニフォームも23億9千万円(12・0%増)と大幅増収となり、全体の底上げに寄与した。

 26年7月期は売上高458億円、経常利益8億円を計画。全社的なデジタル技術で企業を変革するDX化を進めるとともに、生産体制の再構築によって安定供給の実現に注力する。

〈カンコービズウェアに社名変更/シーユーピー〉

 菅公学生服のグループ会社で企業ユニフォーム製造卸のシーユーピー(岡山市)は、26年1月1日付で社名をカンコービズウェアに変更する。菅公学生服との関係性をより明確に打ち出し、グループ全体の認知拡大とブランド強化を図る。