ごえんぼう

2025年10月21日 (火曜日)

 関西出身の筆者にとって阪神タイガースは近しい存在だった。テレビ中継も多く、いつの間にかファンになっていた。特に掛布雅之選手の応援に熱を入れた▼今年セ・リーグの本塁打王に輝いたのが、阪神タイガースの佐藤輝明選手だ。生え抜きでは、1985年の掛布さん以来40年ぶりに40本に到達した。佐藤選手だけでなく、生え抜き選手の活躍がセ・リーグ優勝の原動力になった▼生え抜きとは、「その土地で生まれ、その土地で育つこと」を指す。プロ野球の世界では、入団から一度も他のチームに移籍せず、同じ球団に所属している選手に使われる。野球界では生え抜きに注目が集まることも多い▼ビジネス界ではどうだろうか。野球界と同じだが、生え抜きだけでなく、キャリア採用もあれば、外国人材の登用もありさまざま。それぞれの活躍が企業の成長へとつながっていく。あなたを含めた、みんなの活躍が期待されている。