和歌山産地を盛り上げる!
2025年10月23日 (木曜日)
〈和歌山ニットプロジェクト/展示販売会を東京で/11社の独自商品並べる〉
和歌山県のニット関連会社が共同で取り組む「和歌山ニットプロジェクト」は、展示販売会を東京都渋谷区の代官山蔦屋書店で開催する。会期は31日~11月3日までの4日間。第3弾となる今回は11社が参加し、スビン綿を使用したアイテムが並ぶほか、ワークショップも企画する。
同プロジェクトは、和歌山県のニット関連企業・工場が連携し、地域に根付く技術と文化を次世代へ継承することを目的に立ち上がった。エイガールズ独自のスビン綿「ロータス」を共通素材に、各社がそれぞれの発想と技術を生かして他にはない生地を開発している。
展示販売会には、エーベル鈴木、エイガールズ、フジボウテキスタイル、阪和、風神莫大小、紀南莫大小工場、美和繊維工業、オカザキニット、オランジェ、ヤマヨジャージィ、豊染工が参加する。
期間中は、来場者向けのワークショップも実施する。オリジナルTシャツ作りが体験でき、対象は3歳から(保護者同伴)。Tシャツのサイズは100~120センチと130~150センチ。参加費は3300円。
〈和歌山ニット商工協組/和歌山ヤーン展初開催/産地のモノ作り活性化へ〉
和歌山ニット商工業協同組合は12月4、5日、紀の国住宅南コミュニティセンター(和歌山市)で「和歌山ヤーン展」を初開催する。和歌山産地のモノ作りの活性化と、組合員が取り組む高付加価値な素材開発をさらに促すことを目的に企画された。商社や紡績など、産地に関わる企業が出展し、生地開発の起点となる多彩な糸を提案する。
同展は、主に組合員向けに企画されたもので、現場スタッフが気軽に立ち寄れる雰囲気づくりにも力を入れる。情報交換や交流の場としても活用し、新たなモノ作りの可能性を広げ、産地の持続化につなげる。
会場では綿糸をはじめ、合繊や環境配慮型素材のほか、ウールやシルク、リネンといった天然繊維まで、幅広い分野の糸が並ぶ。
出展は共同出展を含む次の12組。シキボウ/新内外綿、東洋紡せんい、旭化成アドバンス、STX/蝶理、ヤギ、豊島、長谷川商店、トスコ、キョウトテックス/アビラス、深喜毛織、シモムラ、三山





