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東レ合繊クラスター/TTSで開発品を訴求/サステと高感性を両立

2025年10月30日 (木曜日)

 東レ合繊クラスターの高感性テキスタイル分科会とサステナブルイノベーション素材分科会は、11月12~14日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される繊維総合見本市「Tokyo Textile Scope」(東京テキスタイルスコープ、TTS)に出展し、高感性とサステイナブルを融合して開発した素材などを紹介する。

 「高感性素材」「「サステナブルイノベーション素材」の2コーナーで展示する。バイオマス素材やリサイクル、非フッ素系撥水(はっすい)加工などの環境配慮型素材「シンセティックマジック」、着用時の快適性向上に着目したハイストレッチ素材、麻調ポリエステル生地「パリネ」、ウール調ポリエステル生地「エフレンディ」、軽量性と機能性を両立させた多層構造素材などを紹介する。

 サステナブルイノベーション素材では、8デシテックス(DT)以下の再生ナイロンによる超軽量素材や33DT以下の100%バイオマス由来ナイロン510原糸を使った軽量素材なども展示する。軽量であるため、テキスタイル生産時の染料・加工薬剤の削減や染色後の乾燥時間短縮、輸送時の燃費抑制につながる点も訴求する。