トンボ×シップス/伝統と現代融合したデザイン/5年で30校の採用へ
2025年11月07日 (金曜日)
トンボは6日、シップスとのコラボレーション制服「シップススクールイヤーズ」の概要を発表した。シップスの得意とするトラッドな要素を取り入れつつ、伝統と現代のスタイルを融合したデザインに仕上げた。生産はトンボの国内工場で行う。2027年入学の生徒向けから販売を始め、5年で30校の採用を目指す。
6、7日に大阪市内で開く総合展で披露した。ジャケット14種、スカート15種、スラックス15種を用意し、さまざまなコーディネートを楽しめる。例えば、アイビースタイルでよく見られる三つボタン、段返りを採用したジャケットはクラシックで知的な印象を与える。パンツやスカート、ネクタイにシップスのコーポレートカラーであるネービーを効果的に使ったスラックス、スカート、ネクタイなどもそろえる。
ブランドアイコンの「Sマーク」は船をモチーフにデザイン。制服が学校生活という大海原を航海するための重要なアイテムということを表現した。
契約カテゴリーは小学校、中学校、高校の制服と体育着となる。まずは中学、高校の制服を中心に提案する。小学生服や体育着は今後の展開推移や学校からの要望などを精査しながら検討する。学校別注も考慮しながら、各校にあったスタイルを提案する。
トンボとシップスは昨年9月にライセンス契約を締結した。トンボの藤原竜也社長は、両社の姿勢や強みを「うまく融合させることで、学校や保護者、生徒に喜ばれるこだわりの制服が作れるのではないかと、ずっとラブコールを送っていた」と話す。シップスの原裕章社長は「シップスが大切にしてきた信頼感や誠実さ、清潔感は学生服の持つイメージと親和性がある」と、協業に至った経緯について話した。





