『AFF・東京2025秋』出展企業ピックアップ①
2025年11月11日 (火曜日)
多国籍で柔軟な生産提案
日本最大級の繊維・アパレルOEM/ODM展「ASIA FASHION FAIR東京2025秋」(AFF・東京2025秋)が19~21日、東京ビッグサイトで開かれる。中国とASEANから452社が出展する。注目出展社を紹介する。(上海支局)
アジア全域で安定生産/GTIG HUBO INDUSTRIAL(ブース番号:A05―26、28)
1992年設立。中国、ベトナム、ミャンマー、カンボジアなどに織物・編み物製衣類と、紡績一貫のセーター工場を保有。自動化したラインで安定生産を実現する。
厳格な生産管理と素材の開発力を強みにOEMを展開。欧米60%、日本40%の輸出比率で、大手国際ブランドを主要取引先とする。
今回展では総合力を訴求し、大手カジュアルやスポーツの新規開拓を図る。
北米向け実績豊富/SHANGHAI LOYAL KNIT(同A07―27、29)
2013年創業のOEM企業。上海にサンプルと編み物製衣類を生産する自社工場を持つほか、河南省やカンボジア、ベトナム、バングラデシュに自社工場や協力工場を持つ。
輸出に特化し、米国が80%、カナダが20%を占める。アイテム別売上比率は、織物製80%、編み物製20%。日本市場は24年末に開拓を始めたばかり。
初出展の今回は、編み物製を中心に糸開発から一貫対応できる技術力をアピールする。
中高級の重衣料/HANGJIAGANG YUHAO IMP&EXP(同A01―48)
06年設立の重衣料メーカー。自社工場で月産約1万着のアウターやスーツを生産する。特にダウンウエアやトレンチコート、ウールコートが得意。高級生地の輸出も手掛ける。
市場別の売り上げ構成は欧州60%、日本20%、中国20%で、高級レディースの顧客が中心。小ロット生産に対応し、最低ロット300枚。備蓄生地を活用し、追加生産にも即応する。
今回はウールコートやスーツ、パンツなどを中心に出展する。
高品位のセーター/JIAXINGROYTEX(同A07-19)
13年創業のセーター企業。中国・江西省に月産能力約10万枚の自社工場を運営するほか、バングラデシュにも協力工場を持つ。
欧米向けを中心に展開。3~16ゲージまでの製品に対応し、一貫生産での安定品質と柔軟な対応力を強みとする。企画・開発チームを社内に持ち、糸や工法に関する最適提案を行う。
今回展を機に、日本市場の開拓を強化。和紙糸や、アンゴラなどの獣毛使いの高品位な製品をそろえる。





