『AFF・東京2025秋』出展企業ピックアップ(5)(19~21日、東京ビッグサイト)
2025年11月17日 (月曜日)
〈好感度のシャツ/南通裕業紡織服飾(ブース番号:A01―13)〉
2006年設立のシャツメーカー。年間約600万㍍の織物と50万~60万枚のシャツを生産する。糸染めから製品までの一貫体制を構築。品質と納期を自社で厳格に管理している点が強みだ。
取引の約90%を日本向け輸出が占める。大手セレクトショップなどを取引先とする。
今回展では、ファッション性を追求したシャツを出展。フランネルやジャカードなどの生地を使い、トレンド感と機能性を両立させている点を訴求する。
〈セーター専業工場/重慶宝トウ針織品(同A06―26)〉
17年設立のセーターメーカー。各種国際認証を取得する自社工場では、糸から縫製まで一貫で手掛ける。製品の年産能力は、約350万着。メンズ、レディース、キッズ向けの幅広い製品を生産する。
主要取引先は、メガSPAなどの欧州ブランド。今後は日本市場進出を加速していく。
今回展では、日常からビジネスまで着られるベーシックなメンズと、デザイン性を重視し、快適さとファッション性を両立したレディース、通気性や肌触りの良さを追求したキッズの各種アイテムを披露する。
〈日本向け婦人重衣料/桐郷市春在皮草服飾(同A03―65)〉
13年創業のレディース専業縫製会社。年産約8千~1万着の規模で、主に日本向け中高級婦人服を生産する。自社工場を持ち、半自動化による一貫生産体制を整える。トレンチコートやダウンウエアなどの重衣料が得意。
取引の大部分が日本市場向けだ。中高級ブランドの顧客が多い。サステイナビリティーに注力しており、生分解性を持つ素材の提案を強化している。
今回は初出展。アウターを中心に、春夏の新作シリーズを披露し、日本の高感度ブランドの開拓を図る。
〈アイロン要らず高機能シャツ/GIANTEXTILE(SHANGHAI)(同A01―01)〉
11年設立のアパレル貿易会社。織物製を中心にメンズシャツやレディースファッションを扱う。主力製品は、シワがつきにくく、アイロンがけの手間を減らせるノンアイロン加工を施した高機能シャツだ。
取引先は欧州市場が約80%、アジア市場が約20%を占め、メガSPAなど大手ブランド向けを中心に展開。ASEAN地域の協力工場で自動化ラインを導入し、100~300枚単位の小ロット・短納期生産にも対応する。
今回展ではノンアイロンシャツやサステ素材の機能シャツを主力に提案する。
〈シルク混などの高級織物/SUZHOU SOWIN TEXTILE(同B01―27)〉
10年創業の生地メーカー。スーツ、ジャケット、トレンチコート、スポーツウエア用途の各種織物を生産する。自社工場を蘇州・盛澤に構え、ポリエステル・レーヨンやジャカード、ストレッチ素材などを一貫生産。高付加価値素材に強みを持つ。
市場別売上比率は、中国国内50%、欧州30%、北米20%、日本10%。国際環境認証を取得するなど、サステ素材の開発にも注力している。
今回展では、吸湿速乾の機能を持つストレッチ素材やポリ・レーヨン、シルク混などの高級織物をアピールする。(おわり、上海支局)





