繊維ニュース

スタイレム瀧定大阪/卵殻膜繊維で協働/ファーマフーズと展示会

2025年11月20日 (木曜日)

 スタイレム瀧定大阪(大阪市浪速区)は、健康食品や医薬品を製造・販売するファーマフーズ(京都市)と協働し、卵殻膜由来の新素材「オボヴェール」を使った生地や製品を紹介する展示会を、26~28日に東京都渋谷区の同社原宿オフィスで開催する。

 卵殻膜は、卵の内側にある薄い膜のことで、産業廃棄物として処理されるケースも多い。ファーマフーズは、この卵殻膜を応用できないかと研究を重ね、加水分解した卵殻膜を独自技術で再生セルロース繊維に配合することに成功し、オボヴェールのブランドで提案を始めている。

 同素材は、保湿性に優れているほか、卵殻膜の成分と繊維の構造を調整することでシルクやカシミヤのような、しっとりとした滑らかな風合いを付与することができる。通常は廃棄される卵殻膜の再活用によって、ごみや二酸化炭素排出量の削減にもつながる。

 スタイレム瀧定大阪は、ファーマフーズが実現した「食から衣へ」というサステイナブルな観点と、卵殻膜を繊維に配合する革新的な技術に共感し、特性を生かした糸、生地、製品の開発を進めている。展示会ではインナー・ルームウエア、タオル、寝装品を中心に提案する。