繊維ニュース

明石スクールユニフォームカンパニー/「ムーブスポーツ」体育着で投入/初年度50校の採用目標

2025年11月27日 (木曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニーは体育着で、ライセンスブランドの「ムーブスポーツ」を新たに投入する。デザインにこだわり、気分を高揚させるようなウエアに仕上げた。2027年春入学を皮切りに、初年度は50校の採用を目指す。既存ブランドとすみ分けをしながら、スクールスポーツ分野で売り上げ増を目指す。

 ムーブスポーツの体育着はグラフィックロゴや配色など、高いデザイン性が特徴となる。榊原隆取締役営業企画本部副本部長は「体育着を廃止して、ビブスなどで代用しようとする学校がごく一部である」と指摘する。同社の体育着はこれまで機能性を追求してきた一方、デザイン性に焦点を当てた商品はあまりなかった。「体育の時間に高揚感を高めてくれるようなウエアにしたい」との思いから、今回の投入に至った。

 3モデルを展開する。デザイン性に加え、動きやすいパターン設計や、紫外線カット、丈夫さなどを兼ね備えた素材を採用するなど、機能性にもこだわる。今月に大阪や東京で開いた展示会で披露したところ、「かなり反応が良かった」と言う。

 ムーブスポーツと、高い機能性とシンプルなデザインを持つ自社ブランド「FEEL/D.」(フィール/ディー)、スタイリッシュかつ汎用(はんよう)性が高いデザインで、制服のオプションアイテムとしての採用も広がる自社ブランドの「アスリッシュ」、リブランディングした小学校、中学校向けの自社定番ブランド「ヨットスポーツ」と、「これで体育着のラインアップがそろった」。来期以降は各ブランドの特色を生かしながら、提案を進めていく。