スタイレム瀧定大阪/卵殻膜繊維の可能性広げる/糸から製品まで幅広く
2025年11月28日 (金曜日)
スタイレム瀧定大阪(大阪市浪速区)は、健康食品を製造・販売するファーマフーズと連携し、卵殻膜繊維「オボヴェール」の本格展開に乗り出す。R&D部が主体となって開発を進め、寝装やインナー・ルームウエア関連で製品がそろってきた。糸から生地、製品まで幅広く提案し、同繊維の可能性を広げる。
ファーマフーズが開発したオボヴェールは、卵の内側にある薄い膜(卵殻膜)を加水分解し、レーヨンに10%配合した繊維。滑らかな風合いや吸放湿性が特徴のほか、オボヴェールを30%配合した衣類の着用によって、肌のバリア機能が改善することなどが臨床試験で確認されている。
スタイレム瀧定大阪は、4年数カ月前に顧客から紹介されてファーマフーズと出会う。「オボヴェールに将来性を感じた」(R&D部)ことから、わたの提供を受けて糸や生地の試作に取り組んできた。製品の開発が進んできたことから、その成果を紹介する展示会の開催を決めた。
展示会は、今日28日までスタイレム瀧定大阪の原宿オフィス(東京都渋谷区)で開催している。インナーウエアやルームウエア、タオル、寝装品など、風合いをはじめとするオボヴェールの特徴を生かした製品を並べている。「海外を含めて、新素材とマーケットをつくっていきたい」とした。
オボヴェールに使用する卵殻膜は、日本では年間約1万トン発生し、このうちの約5千トンが割卵工場で発生している。ファーマフーズは割卵工場から卵殻膜を仕入れているが、海外から調達することも可能で、「キャパシティーは問題ない」(ファーマフーズ)としている。





