「第46回 AFF・東京 2025秋」レビュー 再発見のアジア企業(2)/目を引いた個性的提案
2025年12月02日 (火曜日)
ニットゾーンでは、個性的な打ち出しが目を引いた。東莞市南耀智能服飾科技は、スマートアパレルと高機能ウエアの研究・開発・製造を行う企業。最新の生産設備と経験豊富な技術チームを持っていると自負し、今回は水冷式の熱中症対策ウエアなどを紹介した。
独特の形状を持つウエアに水を入れると、「水が徐々に蒸発し、気化熱などで温度を下げる」と言う。通常であれば3日間ほどでウエアの中の水がなくなる。オプションで電動ファンも付けられる。水冷式ウエアはOEM生産が決まっており、2026年から日本市場で販売される。
広州粤派スポーツウェアは、TシャツとスポーツウエアのOEMに特化した企業で、26年に設立20年を迎える。広州にある自家工場ではパターンからプリント、刺しゅう、裁断、縫製、検品まで一貫で対応し、40社以上の日本企業と取引実績を持つ。
昇華転写プリント設備を保有しており、チームユニフォームにも応じる。「10着から対応し、1枚でも追加可能。アップチャージはない」と言う。チーム用のタオルとバッグの注文も受け付ける。タオルは自社工場で、バッグは協力工場で作る。
小布塗塗文化創意〈大連〉股フンCSTOWNは、チアユニフォームやラインストーンを使ったシートなどを提案した。06年の設立当初はシートの販売を中心としてきたが、その後に体操着やチアユニフォーム分野に参入し、現在は米国や欧州に顧客を持つ。
大連に自家工場を持っているほか、社内にデザインチームがあるため、客の要望に合ったデザインの提案も可能としている。納期は、時期によっても異なるが、通常であれば4~5週間とした。最小ロットは10枚から応じる。チーム用の靴やかばんの提案もできる。
イ坊淳和服飾は、04年設立の企業。元々はチームユニフォームやワークウエアを主体に手掛けていたが、現在はインナーを含めた幅広い商材を製造している。自家工場で縫製と昇華転写プリントを行い、現在は95%以上が日本市場向けとしている。
今回は、日本でも人気が高まっているリカバリーウエアなどの機能性衣料品を紹介した。リカバリーウエアは、トルマリンを応用することで高い遠赤外線放射率を実現し、効果も持続すると話す。そのほか、気化冷却や調温機能を付与した衣料品を紹介した。





