トンボ1129デザインコンクール/デニム制服が最優秀賞に/応募総数は1万4941点
2025年12月03日 (水曜日)
トンボは11月29日の“いい服の日”に、「第16回トンボ1129デザインコンクール」の受賞作品を公式サイトで発表した。1252校、1万4941点の応募の中から、制服・体育着デザイン、アイデア部門の入賞作品を選んだ。同日には、JR岡山駅のデジタルサイネージを受賞作品で“ジャック”した。
制服デザイン部門の最優秀賞には、町田市立南大谷中学校(東京都町田市)2年の鈴木彩華さんの作品「自分だけのデニム地制服」が輝いた。
ジーンズが好きだという鈴木さんは、デニムならではの経年変化が制服にあったら面白いのではとの思いから着想。上着の有無で印象が変わるデザインを取り入れたほか、スカートの裏地に赤色を配すなど細部にもこだわった。時間の経過によってデニムが色落ちし、世界で一つだけの制服に仕上がる。
体育着デザイン部門の最優秀賞作品に選ばれたのは、宇都宮市立陽北中学校(宇都宮市)3年の金井はなねさんの「ゴチャゴチャしてるだけカワイイジャージ」だ。体育着にも自分らしさを取り入れたいとの思いから、フリルやリボンなどで装飾し、かわいさと個性を加えた。
今までにない制服や体育着のアイデアを募集するアイデア部門の最優秀賞作品には、兵庫県立芦屋高等学校(兵庫県芦屋市)3年の水口莉緒さんの「地球沸騰化時代の夏制服」が選ばれた。見た目にも機能的にも涼しい制服をテーマにデザイン。電動ファンや保冷剤入れなどを搭載して涼しさを高めたほか、冷房の寒さに対応できるようにパーカタイプとした。
今回は、同じ「トンボ」の名前を持つトンボ鉛筆(東京都北区)とコラボレーション。学生生活を応援することを目的に協賛企業賞も設けた。“描くこと”の視点から優れた作品を、トンボ鉛筆が3点選出した。
いい服の日はトンボが2007年から進めるブランディング活動の一環。今回は制服デザイン部門(7628点)、体育着デザイン部門(5577点)、アイデア部門(1736点)から最優秀賞、優秀賞、入選作品、学校賞、協賛企業賞を選んだ。





