ごえんぼう
2025年12月10日 (水曜日)
ある会社員が体調不良で有休を取った。無断ではない。出社明けに会社から呼び出され、「周りの士気が下がるから休むな」とのお叱り。発熱していたのにである。さらに「休む時はその詳しい理由が必要だしメールではなく電話で連絡せよ」とも▼時代は確実に変化しており、今は極力休みましょうという働き方が推奨されている。士気が下がるのは、休みづらい会社に勤める社員だろう▼有休取得の理由を述べる必要もない。私用でも体調不良でも、理由を明示する義務はない。これは法律で定められている。休む際の連絡手法に法的制約はないが、メールやクラウドなど、記録が残り、受け手の時間も奪わず、休む側にもハードルが低い手法が望ましいことは明らかだ▼この話を何人かにぶつけてみたが、皆が「今どきそんな会社(人)が……」との感想。時代が変われば価値観や働き方は変わる。早急なアップデートが求められる。





