特集 スクールスポーツウエア(5)/トンボ1129デザインコンクール/最優秀賞は“カワイイ”ジャージ
2025年12月09日 (火曜日)
トンボは11月29日の〝いい服の日”に、「第16回トンボ1129デザインコンクール」の受賞作品を公式サイトで発表した。応募総数は1万4941点(1252校)。体育着デザイン部門には5577点(中学校4088点、高校1370点、中高一貫校119点)の応募があり、最優秀賞、優秀賞、入選作品を選んだ。
同部門の最優秀賞には、宇都宮市立陽北中学校(宇都宮市)3年、金井はなねさんの作品「ゴチャゴチャしてるだけカワイイジャージ」が選ばれた。タイトルの通り、細かな柄表現が特徴。体育着にも自分らしさを取り入れたいとの思いから、フリルやリボンなどでかわいさと個性を詰め込んだ。
審査員は「ハッピーなエネルギーにあふれた作品。細かいイラストや模様の一つ一つがまるでキャラクターのように生き生きとし、見れば見るほど発見があるジャージー」と評した。
制服デザイン部門の最優秀賞は、町田市立南大谷中学校(東京都町田市)2年の鈴木彩華さんの作品「自分だけのデニム地制服」だ。自身が好きなデニムに加え、リボンやフリルを使うことでカジュアルさとかわいらしさを両立させた。デニムの経年変化でタイトルのように世界に一つだけの制服ができる。
いい服の日はトンボが2007年から進めるブランディング活動の一環。制服、体育着デザイン部門、アイデア部門から最優秀賞、優秀賞、入選作品を選出。今回は、同じ「トンボ」の名前を持つトンボ鉛筆(東京都北区)とコラボレーションし、同社が選ぶ協賛企業賞も設けた。
11月29日にはJR岡山駅のデジタルサイネージを1日“ジャック”して受賞作品を発信した。





