ごえんぼう

2025年12月11日 (木曜日)

 関東圏を中心にイオングループの小型業態「まいばすけっと」が店舗網を広げている。筆者の住むエリアも居抜き物件のほとんどが同店舗になった▼今秋、SNSで「まいばすけっとは都民への罰」という投稿が話題となり、東洋経済オンラインが消費者目線で分析している。店舗数は1200拠点を超え、今も増加中。いや爆増している。SNS上には「嫌い」「数の暴力」との投稿もあり、気の毒にも感じる▼基本はイオンのプライベートブランドを並べ、レジはセルフ方式。記事では「低コストで最小限の商品、機能に特化している」とまとめた▼購買意欲を喚起させる高揚感がなく、確かに外観や内装も無機質だ。しかし、午後8時に行くと単身者や高齢者が多く利用し、想像以上に生活へ密着していることが分かる。不平を言いながらも利便性を享受する消費者と、潜在需要を探る小売業。変わる生活様式を見るようで興味深い。