ごえんぼう

2025年12月19日 (金曜日)

 国連によると、世界の平均寿命は73・3歳とされる。一方、日本は厚労省の調査で男性81・09歳、女性87・14歳となっており、世界でもトップクラスだ▼現在の国内最高齢は、奈良県大和郡山市在住の賀川滋子さんで114歳。産婦人科医、内科医として80歳を過ぎても現役で活躍していたと言う。市の『広報つながり』によれば、長寿の秘訣は「なんにもない」そうだ▼ただ、「みんなを助けてきて、その人たちが喜んでくれて、私を長生きさせてくれていると思っている」とも語る。仕事が長寿の支えになるというのは、なんともすてきではないか▼実は筆者も生後1週間の時、賀川さんのお世話になった一人だ。自身が賀川さんの年齢になるまで、あと70年弱。最近は甘めの酒に、焦げて苦みのあるホルモンを舌で転がすのが好きな食べ方。もう少し健康に留意しなければと思いつつ、なんとか仕事を長寿の糧にしていければ……。