ごえんぼう

2025年12月26日 (金曜日)

 今日が仕事納めの人は多いだろう。本紙「繊維ニュース」も本日付が最終版。今年もお世話になりました▼2025年は別冊を含め231回発行した。見出しで目立ったのは「暑」の文字。「長く暑い夏を味方に」「EFウエアが猛暑で記録的な出荷」「“暑い秋”見据え」「長い猛暑想定のMDを」「残暑で秋物低調」など、ざっと100本を超えた。素材・製品の提案から小売りの商況まで、良くも悪くも暑さに振り回された▼世界情勢にも左右された。米国関税政策の影響は、繊維企業のコスト増やサプライチェーン再編など不安要素となる半面、空いた米国向け中国工場の活用に商機を探る企業も。百貨店では一時期、円高や前年の高額品駆け込み需要の反動で免税売上高が大幅に減少。秋以降盛り返すが、緊張高まる日中関係の行方が注視される▼先行きが読みづらい時代。変化を捉え適切な情報をお届けできるよう、来年も奔走します。