ごえんぼう
2026年01月07日 (水曜日)
「願わくば深く無常を念じて、いたずらに後悔を貽(のこ)すことなかれ」。親鸞聖人の言葉で、無常という事実を深く心に留めて、後に悔いを残すような生き方だけはしないでほしいという意だ▼後悔には大きく2種類あるとされる。何かをしてしまった後悔と、何かをしなかった後悔。思想家でフランス文学研究者の内田樹氏は「私たちの心を長い時間をかけて酸のように浸食して、私たちを廃人に追い込むような種類の『後悔』とは『何かをしなかった後悔』である」と説明する▼行動したことに対する後悔は短期的に強く感じられる一方、行動しなかったことへの後悔は長く心に残りやすいことが、米コーネル大学のギロビッチ氏とメドヴェック氏の研究でも明らかになっている(堀田秀吾著『考えてはいけないことリスト』)▼新たな年がスタートした。失敗を恐れず、後からしなかったことを後悔しないような1年にしたいものだ。





