繊維ニュース

互例会・賀詞交歓会

2026年01月07日 (水曜日)

〈万博の成果を次の成長へ/日本ユニフォーム協議会など〉

 日本ユニフォーム協議会と大阪府被服工業組合は5日、大阪市内でユニフォーム業界新年互礼会を開いた。アパレルや商社、素材メーカー、流通・小売りなど業界や、経済産業省、大阪府など行政の関係者ら483人が参加した。

 あいさつに立った同協議会の伊藤清一理事長(アイトス会長)は、昨年閉幕した大阪・関西万博の各パビリオンのユニフォームに、サステイナブル素材やジェンダーレスデザイン、着用後のリサイクル、暑熱対策などが取り入れられた点に触れ、「ユニフォーム業界の今後の方向性を示していた」と述べた。その上で、「参加者一人一人の力を、各企業、そして業界全体で発揮し、より良い成果を出す一年にしたい」と抱負を語った。

 来賓の吉村洋文大阪府知事はビデオメッセージを寄せ、「関西万博を通じてユニフォームが注目され、その大切さが伝わった一年だった」と述べ、万博開催における業界の多大な協力に謝意を伝えた。

 閉会のあいさつをした大阪府被服工組の山田一人理事長(山田辰社長)は、「働く人に誇りをもたらすユニフォームの力を改めて感じた」と昨年を振り返り、「その力を一層高めていきたい」と決意を語った。

〈新しい時代に合わせて変革/福井県繊維協会〉

 福井県繊維協会と福井県繊協ビル同業界は5日、福井県繊協ビル(福井市)で繊維年賀会を開いた。福井県繊維協会の藤原宏一会長(広撚社長)はあいさつで、デジタル技術で企業を変革するDXの進展に例えて、産地も変革していくことが重要との認識を示し、「業界団体も企業も、個人も新しい時代に合った形に変わっていかなければならない」と話した。

 一昨年から急速に進む合繊メーカーの繊維事業の再編など産地を取り巻く事業環境の変化にも触れた。「枠組みが変化していく時代」と現状を捉え、「われわれもこれまでの枠組みではやっていけない。将来を見据え、現状とも折り合いをつけながら変化していくことが大事」とした。

 今年の景況感について慎重な見方が多い中、中締めのあいさつに立った加藤英樹副会長(加藤機業場社長)は、今年の事業環境を「少し厳しくなる」と見通し、「どう生き残るかが大事」と話した。そのために、糸から織り・編み、染色加工、縫製まで一貫機能がそろう福井産地の強みを挙げた。産地内の連携の重要性を説き、「福井県が世界、日本に発信できるような繊維産地にもう一度していきたい」と話した。

〈レジリエンス持ち柔軟対応/NUC〉

 日本ユニフォームセンター(NUC)は5日、賀詞交歓会を明治記念館(東京都港区)で開催した。会員企業、業界関係者ら約600人が参加。冒頭、あいさつに立った籔谷典弘理事長は「コスト高への価格転嫁と実質的なSDGs対応が課題。変化の激しい年はレジリエンスを持って柔軟に対応し、業界の発展を目指していきたい」と述べた。その後、毎年恒例で実施している景気づけの鏡開きが行われた。

〈危機感持って対処を/児島商工会議所〉

 児島商工会議所(岡山県倉敷市)は5日、倉敷市内のホテルで新年互礼会を開いた。地元企業関係者や伊東香織倉敷市長、国会議員、県会議員など125人が出席した。

 倉敷市児島地域中心部にあるJR児島駅前では、倉敷市立短期大学や倉敷ファッションセンターなど同地域の6施設が入る複合施設の整備が始まる。任期満了に伴う昨年の役員改選で再任となり、現職2期目を迎えた尾﨑茂会頭(菅公学生服社長)は冒頭のあいさつで、駅前の再開発をはじめ、街の今後の変化に触れながら「危機感を持って、いろいろなことに対処していきたい」と語った。

 同じく、あいさつに立った伊東市長も再開発に触れ、「駅前からの人の流れを作っていきたい」と意気込みを述べた。