東洋紡エムシー/不織布製造にAI導入/欠点確認件数を96%削減
2026年01月19日 (月曜日)
東洋紡エムシーはこのほど、製造拠点である岩国サイト(山口県岩国市)の岩国環境・ファイバー工場に人工知能(AI)による画像解析技術を応用した「AI検品ソリューション」を導入した。スパンボンド不織布製造工程で運用した結果、作業員による欠点画像の確認件数を96%削減するなど検品件数の・時間の大幅短縮と効率化を実現した。
今回導入したAIシステムは、JR西日本が開発した技術を応用したもの。不織布製造工程は従来、検査装置が検出した全ての欠点画像を作業員が目視で確認していたが、検出画像には実際に欠点ではない画像も多数含まれることから、大きな負担となっていた。このためJR西日本と共同でAIシステムを開発し、検査装置の検出画像をAIが自動的に絞り込み、それを作業員が最終確認する仕組みを構築した。
2024年8月からスパンボンド不織布製造工程で運用を開始した結果、スパンボンド製品の一部銘柄で作業員による欠点画像確認件数を96%削減することに成功した。従来は手作業で記入していた欠点記録も自動作成されるため、検品作業の大幅な省力化が可能になった。
再学習機能も備えているため、AIモデルの一段の高精度化や新製品への適用も可能だ。同社では今後も先進的な技術の導入によって製造現場の作業員の負担軽減と効率化を推進し、品質の安定と信頼性向上に取り組む。





