バイオ医薬向け分離膜/東レが性能4倍の新製品/省スペースなど高効率化も
2026年01月20日 (火曜日)
東レは、細胞や微生物などを利用して作られるバイオ医薬品の精製工程に適用可能な高効率分離膜モジュールの販売を開始した。ろ過性能が市販の他社従来品と比べて4倍以上になり、モジュール容積を約5分の1に抑えられる。省スペース化などの高効率化に貢献する。
同社の分離膜モジュールは、独自の細繊度不織布を用いた前処理膜と中空糸を用いた清澄化膜を組み合わせている。前処理膜における不織布の空隙構造の最適化、清澄化膜における生体成分の付着を大幅に抑制するノンファウリング技術の新処方開発によって高い性能を付与し、大幅な小型化や溶液量低減などを実現する。
次世代バイオ医薬品製造技術研究組合での製造試験で、圧力上昇を抑えつつ精製可能なことを確認した。精製された医薬品の品質と回収率にも問題がないとの評価を得た。遺伝子治療薬などの適正製造規範を満たした製造工程にも適用可能な製品は2026年度上期末に展開開始予定。
医薬品製造会社や医薬品開発・製造受託機関の処理量要望に合わせて膜面積ラインアップを拡充し、幅広い提案を行っていく。





