豊島 インドの天然繊維で独自性

2026年01月22日 (木曜日)

 豊島はインドの天然繊維について、新しい切り口での提案を開始した。ジュートのアパレル製品への採用や、農業廃棄物の再資源化を提案に加えることで、インドの原料・素材の展開でも独自性を打ち出す。

 ジュートは世界でも綿花に次ぐ生産量を誇る天然繊維で、インドで栽培が盛んに行われてきた。肥料や農薬をほぼ必要とせず、CO2の吸収量も高いことから、サステイナブル素材としての可能性を持つ。

 高強度、通気性、吸湿性、寸法安定性、耐熱性と多機能性を備える特徴を生かし、アパレル製品への採用を目指す。

 ジュートは硬さと粗さが目立つため、包装資材に用途が限定されていたが、技術開発により、靴下やシャツ、デニム、ホームテキスタイルでの使用が可能な水準にまで品質が向上したという。

 「Altag」(アルタグ)は、穀物の収穫後に残る茎などを再資源化して作られた天然繊維。インドのスタートアップであるアルトマットが開発した。

 100%天然由来のセルロース繊維で、生分解性を持つ。軽量で通気性、吸湿性、保温性に優れ、リネンのような風合いをもたらす。

 綿やポリエステルの製品の一部に混ぜ合わせることで、CO2排出量や水の使用量の削減につながるメリットを訴求する。CSR(企業の社会的責任)活動や環境目標の達成に対する意識が高い企業に向け、サステ素材の使用比率の向上に有効な選択肢として提案を進める。