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アイトス/26春夏は高ストレッチで攻勢/独自生地で夏の快適性追求

2026年01月23日 (金曜日)

 ユニフォーム製造卸のアイトス(大阪市中央区)は26春夏向けに、生地から作り込んだ高ストレッチウエアの提案を強化する。高密度編み地を用いた「スクラムテック」で初の夏物を投入するほか、「タルテックス」ブランドでも経糸と緯糸にストレッチ糸を用いた新シリーズをそろえた。織物と編み地の両面から需要を取り込み、販路拡大につなげる。

 東洋紡せんいのスクラムテックを使ったワークウエアのシリーズは、立ち上げから約2年で売り上げを急拡大している。ストレッチの「ライトフィックス」、立体裁断の「ニュームービンカット」に次ぐ「第3の柱」として成長した。

 売れ筋の通年タイプに加え、夏仕様として新たに開発した生地を用いた夏物ウエアを打ち出した。編み地特有のストレッチ性を維持しつつ、通年タイプより軽量性と通気性を高め、耐久性も確保した。物流業や製造業に向けて提案する。

 タルテックスからは、「エコ2WAYストレッチサマー裏綿」シリーズを発売する。東レの「ライトフィックス」を従来の緯糸だけでなく経糸にも用いて縦横の伸縮性を高めた。裏綿を初めて採用し、着心地の良さも追求した。

 暑熱対策商品も拡充する。電動ファン(EF)付きウエア「空調服」は、エコマーク認定シリーズに、袖を着脱できる長袖・半袖兼用モデルを追加した。防爆仕様のデバイスに合わせてJIST8118適合の帯電防止ウエアもそろえる。好調な「アイスベスト」は、背中と脇の計8カ所に保冷剤を収納できる仕様を新たに開発し、冷却効果を高めた。

 環境対応では、「グリーン購入法」の判断基準の見直しを見据え、全アパレル製品でのカーボンフットプリント(CFP)開示と、素材の単一化でリサイクルしやすい「易リサイクル設計」のウエアを提案の軸に据える。易リサイクル設計の半袖ジャケットも追加し、提案力の強化につなげる。

〈既製品のカスタマイズ提案〉

 アイトスは、既製品への二次加工による「カスタマイズ提案」を強化している。「自家工場を持つからこそできる」取り組みとして、国内に3拠点ある縫製工場の機能を活用する。ワッペンの取り付けに加え、袖や脇の一部をカットしてメッシュ生地に切り替えるほか、長袖を半袖に仕立て直すといった仕様変更にも応じる。

 既製品をベースに短納期でオリジナル商品が作れる利点を訴求し、小口ニーズを取り込む。