シモムラ 糸加工と製織を連動
2026年01月26日 (月曜日)
繊維商社のシモムラ(石川県小松市)は、糸の強みを生かした織物展開を強化する。糸加工の体制整備を進める中、織布子会社のDG(新潟県見附市)ではカバーリング糸の生産を始めるほか、フクイセイシ(福井県大野市)でピン仮撚り機を増設して生産能力を引き上げる。
昨年10月に帝人フロンティアから譲受した織布子会社のDGに、閉鎖したむつ工場(青森県むつ市)の機能を移管した。DGは織機と撚糸機を保有するが、新たにカバーリング機を購入して設置し、今月末から稼働させる。
DGの撚糸機は社内の織物用が柱だが、今後は織物の自販強化とともにカバーリング糸販売も伸ばし、DGの収益性改善につなげる。グループでの糸と織物の連動も強化する。これまでむつ工場のカバーリング糸を使った織物展開は少なかったが、今後はカバーリング糸をDGやソフィーナ(新潟県長岡市)で織物にしての展開も強化していく。
むつ工場の機能のDGへの移管に合わせ、押水工場(石川県宝達志水町)のカバーリング糸は長繊維使いにシフトした。DGは短繊維使いを柱にして工場を使い分ける。
ピン仮撚りのフクイセイシ(福井県大野市)はこのほど、TMTマシナリー製のピン仮撚り機を1台導入し、11台体制とした。新台は今月末ごろから稼働し、生産能力は約10%高まる。ピン仮撚り糸の需要はユニフォームや資材などで引き続き伸びており、増設して拡販へつなげる。





